サルに生まれた女の日常。

人生ってすばらしい。

永遠の2番手です。だって1番は...

こんなお店を見つけました。

次に思い浮かぶのは「ほんでイチバンはどこや?」ですよね。お店を紹介してくれた人が注文と同時に「どうして2番目なんですか」と聞くと、50代くらいの気さくな女性マスターがちょっとはずかしそうに答えました。

「あ、一番はたいせつな人が淹れたコーヒーだから。」

さぁ、あなたは今だれを思い浮かべましたか?あなたをいつも見てくれている大切な人。一人でも生きていけるし、なんて思っていませんか?あなたが淹れるコーヒーを世界一だと言ってくれた人と今日はひさしぶりにゆっくり話してみませんか?

永遠の2番手を演じ続けるコーヒーから始まったハロウィンの日の話です。

主人のいない休日

今日は定期ランチ会。アンケートに答える代わりに、贅沢ランチが食べられるというステキなメンバーの一員になっている。タイミングよく主人は仕事。ランチに行ってくるよとだけ告げていた。食べながらアンケートの答えを深掘りする。ふだんスーパーで何気なくカゴに入れるその商品を選ぶ理由、その日の献立を決めてスーパーに行くか、それとも行き当たりばったりかなど。ランチは、生の声を聞くためのお礼。

主催者の方以外は、すべて女性。初めて会う人とたわいもない会話をしながら、休日に無料でランチが食べられるというお得感。女性の心理をつかんだマーケティング戦略だなぁと感心しつつも、やはり話は女子会モードになっていくのだった。

主人の悩み

昨晩、温厚な主人がいつになく悩んでいた。遅く帰ってきたにもかかわらず、ごはんを食べる気も起きないくらいの落ち込みよう。職場でどうしてもガマンできないことがあり、意を決して行動したが、結果的に関係のない人まで巻き込んでしまったことを悔やんでいた。

帰宅してからお互い水も飲まずに向かいあっていた。1時間を過ぎたところで、まずは何か食べた方がいいと、いったん話しを切り上げ夕飯の支度をした。キッチンに立ちながら、彼にどんな言葉をかければいいのだろうと考えていた。これまで、そんなに落ち込んでいる彼を見たことがなかった。食べながらも話を聞いた。しかし結局、彼を癒してあげられるような言葉は見つからなかった。

想いはめぐる

さて、女子会モードになったランチ会。仕事を持つ女性ばかりだったので、職場にいる男性はどんな人か、という話になった。飲みに行こうと声をかけても「僕はいいです…」のおよび腰くん。「一生彼女はいりません」と趣味に身を投じる覚悟の独身宣言くんなど、テレビでしか見たことのない今どきの若者が意外と近くにいるんだな、と思った。そんな話を聞きながら、昨日の話を思い出した。関係のない話だとはわかっていても、何か主人の救いになればと切り出してみた。みなさん真剣に聞いてくださり、ありがたかった。唯一の男性である主催者の方が答えをくださった。それになぜか私がホッとした。

主人のほんとうの悩み

帰り道、今日の晩ごはんは何にしようと考えた。冷蔵庫には昨日使い切れなかった食材が余っている。買い足すにはもったいない。でも何か買って帰りたい。デパ地下をウロウロしながらやっと見つけた。

九州出身のわたしと知り合ってから、甘党の主人の大好物になった。本当は太らせたくないのだけど、今日は特別。なつかしい包み紙を見ながら、またあの話を思い出した。怒りに任せて行動する人ではないのに。どうしてそんなことしたんだろう。よっぽどのことだったのだろう。けれど、もしかしたら、もしかしたら…。わたしに話を聞いて欲しかったのかもしれない。

一番のコーヒー

最近、ブログや友達との交流で生き生きとしている私を一番に喜んでくれているのは主人。けれど、彼の話をゆっくり聞かないまま、あっという間に一日が終わる。今度話せばいいし。わかってくれるでしょ。ちょっと、ごう慢だったかな。主人が帰ってきたら、ごはんを食べて、デザートにカステラとコーヒーを飲もう。

もっと輝きたいと願うのは、あなたが素のわたしを無条件にすきだと言ってくれたから。これからもずっといっしょにいてください。

そんなことを思うハロウィンの一日でした。