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あとがき ~旦那さんへ~

初めて出会ったとき「あなた、持ってますね」とガッツポーズを見せてくれました。その一瞬で「この人は私のことをわかってくれる」と感じました。それは間違っていませんでした。今では、私よりも私のことを分かってくれる人です。結婚前に専業主婦になりたいと言った時、すぐにでも子供が欲しいと言った時、新しい仕事を始めたいと言った時、あなたはいつも冷静でした。「きみには能力があるから、家に入るだけの人生はもったいない」「今すぐ子供を作ったら友達も少ないままで精神的に追い詰めれられる可能性がある」「もっとこうしたいというヴィジョンが見えないと失敗する」始めはなんてひどい人だと思いました。しかし、すべて私のことを考えてくれていたと気づきました。

その後私は、仕事で認められ役職が付きました。文章講座に通い、職場以外に自分のことを話せる友人や先生に出会いました。そして今、自分が本当にやりたいのは「仕事を続けながら家庭を持つこと」だと改めて気付きました。そのためにはどうすれば良いかを考えています。今回私が経験した、くやしい思いをあなたはこれまで幾度となく職場で感じたことでしょう。だからあの日、泣くことしかできない私に「くやしかったね」と肩をさすりながら寝るまで一緒にいてくれました。

 だから私は、そんなあなたのために「家庭」を作りたい。あなたが帰ってきたら「おかえり」と言って、温かい手作りのごはんを出してあげたい。そのために、私は変わろうとしています。それには少し戦いが必要なのかもしれません。でも私は負けません。あなたがいてくれるから。ずっと「変わりたい」と思っていた私の夢と「誰かのために生きること」は、実は同じことだったんですね。あなたのおかげで夢がはっきり見えました。ありがとう。